MMO探査機
水星探査計画(BepiColomboミッション)
教授 吉川一朗(新領域創成科学研究科 複雑理工学専攻)
講師 吉岡和夫(新領域創成科学研究科 複雑理工学専攻)
MPO探査機
JAXA(日本)とESA(欧州宇宙機関)の協力ミッションであるBepiColomboでは日本担当のMMO(Mercury Magnetospheric Orbiter)と欧州担当のMPO(Mercury Planetary Orbiter)の同時打ち上げが予定されています(2018年)。わたしたちはMMOに搭載される水星ナトリウム大気観測機”MSASI”の全般的な開発を行っています。さらにMPOに搭載される水星外圏紫外線分光観測装置”PHEBUS”の検出器部分の開発も行っています。
MSASI (Mercury Sodium Atmosphere Spectral Imager)
~水星ナトリウム大気観測機~
なぜナトリウム大気が水星を取り巻いているのかはわかっていません。MSASIはナトリウムが発する微弱な光を検出し、ナトリウム大気の分布を探ります。
PHEBUS (Probing of Hermean Exosphere By Ultraviolet Spectroscopy) ~水星外圏紫外線分光観測装置~
水星には強烈な太陽光により地面から様々な元素が沸き上がって宇宙空間に飛んで行っています。その中にはいまだ知られていない成分が含まれているかもしれません。PHEBUSは水星外圏を紫外線により観測することによって宇宙空間に散逸する元素を調べます。
研究室ホームページ
http://www.astrobio.k.u-tokyo.ac.jp/yoshikawa/